ずんこんレポート 3
ポツポツと雨が降ってきた.すぐにやみそうな感じだったのだが,カメラを持っているので傘を持ってロビーへ降りる.
【一日目 その参 硯は一枚岩から作られた】(2006/07/08 No.3)
嶋田洋一さんに会い,「今年はここでのんびりしていていいわけ?(つまり,星雲賞は受賞しないのか?ということ)」「いや,すぐに行かなきゃ行けないんだ」というので,一緒に公民館に向かう.相変わらず遠回りの横断歩道がうっとうしい.この時点で大倉さんはいないことを確認済み.緘口令が敷かれていたが,岡野玲子さんの陰陽師で原作者の夢枕獏さん(今回のSF大会は欠席)の代理で壇上に上がることになっているらしい.大倉貴之というより夢枕獏事務所の人として壇上に上がるということ.
星雲賞授賞式.受賞作はこちら.日本SFファングループ連合会議のページで発表されている.今年は直前まで Web での投票を可能としたため,投票率が高かったそうだ.良いことである.もっとも,オレはといえば,他の作品と比較できるほど小説を読んでいないので,知っているものしか投票できないという情けなさ.いいのである.オレはSFファンダムファンなのだ.
星雲賞自由部門受賞の「MUSES-C『はやぶさ』サンプルリターンミッションにおけるイトカワ着陸」宇宙航空研究開発機構(JAXA)で登壇された國中均教授のネームプレートが「圀中均」となっていたのはご愛嬌だろうか.スタッフの皆さん,確認してみてね.
受賞の時の教授の気持ちなどは,後の「星雲賞受賞者パネル」の時の模様とあわせて,業務ブログ「TGIF: 無事に帰って来いよ,はやぶさ!」に書きましたので,そちらをご覧ください.はやぶさはすごいです.
海外短編部門は SF マガジン2005年8月号(592号)掲載の「人類戦線」ケン・マクラウド著,嶋田洋一訳.上の写真は嶋田洋一さんの受賞の様子.連合会議議長の牧さんから嶋田洋一さんへ...なのだけれど,なんだか,牧さんの方が受け取ってるように見えるのは気のせいかな(笑)

受賞者全員で記念撮影.
今回の副賞は「通商産業大臣指定伝統的工芸品『雄勝硯』(おがつすずり)」というもので,宮城県雄勝町の名産品だということを初めて知りました.一枚の岩から蓋つきで彫り出すのだそうです.
雨が降っていたので,ホテルまでバスで移動.受賞者パーティーの会場に行く前に受賞者の皆さんは一度別室へ.夢枕獏さんと嶋田洋一さんの賞状&副賞を預かって一旦部屋へ戻る.
布団が思ったよりも多い. 手前の部屋に並んでるのが 5 組+1 組.奥の部屋に 2 組.6人部屋ですらなくて,8人部屋でした(!).
慣れてるのでいいんですが,心の準備が...しかもまだ自分を含めて同室者が三人しか判明していないってのも...部屋割りスタッフのみなさん,苦労してるのねぇ,というのが率直な感想.
個人情報保護法とかを意識して,名簿を作ってないんでしょうけれど,同室者の名前くらいリストが欲しかったなぁ.部屋の主じゃない人(高千穂さんとか)がうろうろするなんてことは想定してないんだと思うけど.一般参加者などの他の部屋でも同じだったかと思うと,ちょっと微妙.
かえって不審者がわからんでしょう(笑)
(という話を業務ブログ「Tyzohブログ TGIF: 『ずんこん』と個人情報保護」に書いてみました)
スタッフを責めてるんじゃないんです.同室者の皆さんと,ちゃんと挨拶して交流を深めたかっただけなんです.
会場へ行くともう始まっていた.すごい熱気.人口密度高い.うろうろするけど知り合いが見つからず,ちょっと心細い.あとからマグロ一尾の刺身があったらしいという噂を聞いたけれど,そのときにはもう既になくなっていた模様.しばらくして受賞者のみなさんが登場.
高千穂遙さんの音頭で乾杯...なのだが,下戸のオレと大倉さんの手元にはグラスがない.ウーロン茶をとりに行く.係りのおねーさんにウーロン茶と氷入りのグラスを二つください,とお願いすると氷が融けて水が入ったグラスを渡される.あのー,ウーロン茶なので水は捨てていただけますか,と頼むと思いっきりいやな顔をされた.教育がなっとらんな,このホテル.このやりとりだけで,このホテルに幻滅.
バイキングだと食べ物が早めになくなるのがSF大会の常なのだけれど,このパーティーでは余りに余っていた.本当にもったいない限り.残った料理はちゃんと,スタッフの腹にも納まったんだろうか.参加者の平均年齢が上がって,みんなの胃袋も弱くなってきたということか.かく言うオレも最近は人並みに少食になった.
舞台で司会をしていたまうぽんさんがいらしたので写真を撮らせてもらった.カメラを向けるとポーズ! プロだ~.モデル立ちの足元までちゃんと撮れてなくてごめんなさい.でもって,掲載許可をいただいていないので,お顔をぼかしてあります.
それにしても,今回はコスプレイヤーがなんかとっても少なかったな.松島まで衣装を運ぶのはやっぱり大変だったということでしょうか.
小さなお子さんがきょろきょろと人を探している風だったので,声を掛けた.シール帳がいっぱいになったんだよ,と写真をせがまれた.シール企画というのは,参加者が用意して,挨拶代わりに交換する企画で,知らない人にも声を掛けやすく,なかなか良い企画である.
全部のページを撮ってくれというのだが,撮ってもなぁと思い三枚だけ撮ってあげた(やさしいオジサンのふり).
お父さんかお母さんは?とたずねると,「どっかにいっちゃったの.悪いお父さんなんだ.」って,おいおい.お父さんの名前を尋ねたがわからん.「でも,仕事の時には『大森』って呼ばれてる」って,そりゃ大森望さんじゃあーりませんか.というわけで,大森望さんのところに連れて行ってあげた.一件落着.
大倉さんの同伴者として参加したので,オレのネームプレートがゲストと同じ緑色だった.そのためだと思うが三人の人に間違って声を掛けられた.「ペリー・ローダン読んでますよ」って,それはオレじゃなくてよがちゃんこと五十嵐洋さん(^^;).お友達なのでよがちゃんのふりをしても良かったんだけど...サインしてあげればよかったかしらん(笑)
さて,この後,23時30分からの「星雲賞受賞者パネル」に参加するまで,記憶がありません.酔っ払っていたはずもないんだけど,いったいどこで何をしてたんでしょう?部屋に戻ってうだうだしてたのだろうか...ふらふらしてたんだとは思うけど,よーわからん.
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